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| ▼取り組みレポート > 地域における生ゴミをはじめとする有機廃棄物の再資源化構想の実現に向けて |
地域における生ゴミをはじめとする有機廃棄物の再資源化構想の実現に向けて 現在、日本全国から排出される生ゴミの量は、およそ2000万tといわれています。これを堆肥化すると1/10の約200万tの堆肥ができることになります。日本の耕地面積は現在約460万ha、以前のレポートにも出していましたが、この農地全体で平均的な堆肥の使用量として10aあたり1tを年に2回施した場合には、約9200万tの堆肥が必要となります。生ゴミの堆肥だけでは1/18以下の供給量しかありません。これに畜糞9000万t/年を堆肥化した場合に得られる堆肥1800万t(畜糞は堆肥化1/5)を加えたとしても、全体で2000万tと22%以下の供給率に過ぎません。 よく、「堆肥化しても使う場所がないのでは」と聞かれる事がありますが、今後農地や健全な作物の栽培を考えたとき、農地を増やさなければならないし、有機農業の見直しが進んでいくと考えられます。そうなった時、前述のように生ゴミや畜糞からできる堆肥の量は十分に利用でき、その他の刈草や剪定枝、し尿・食品製造汚泥など有機廃棄物の堆肥化も必要となってくると考えています。 現状では、日本の生ゴミの90%以上が燃やされています。もちろん生ゴミを燃やすことだけが大きな問題ではありません。車や工場から排出されるCO2も莫大です。しかし、私たちの身近な問題として生ゴミの問題があるのです。 今の自治体の基本的な考え方は、各家庭や、食品リサイクル法などによる事業者の努力による発生量の削減を主としています。でも、ある程度は減らすことは出来てもなくすことはできません。各家庭や事業者に頼った処理は、それぞれの想いの差も大きく、安定した処理や安心して使える堆肥の製造は難しいと思われます。 この生ゴミの処理の考え方としては、し尿処理と同じように、行政の問題として捉え、地域全体で統一した処理を行うことが、全体としての労力や費用の削減につながるとともに、再資源として安心して使えるものを造ることになるのです。 地域にこの生ゴミなど有機廃棄物の再資源化を広く理解してもらうために、今年から地元久留米市の北野小学校での環境教育への取り組みの一環として取り入れて頂くことになりました。PTAのご理解もあり、PTAの予算から処理を行うための「すくすくエコハウス」を設置、また、地元商工会女性部のご協力により粉砕機も貸していただいて、本格的に生ゴミや刈草等の堆肥化を行っています。
子供たちは、この堆肥化を通してゴミの発生量を減らすことはもちろん、生ゴミを燃やすことで発生する地球温暖化の原因となるCO2を減らすことや、それを資源として活用できることを学んでいます。さらには、堆肥として活用することで有機農業の大切さや食と健康についても考えています。 「環境」に配慮する気持ちは、周囲のまたは世界の、さらには未来の子供たちへの配慮の気持ちです。私たちは、この取り組みを通じ、こういった「心」を育てることは環境の問題だけにとどまらず、社会で起こる諸問題の解決の糸口となるのではないかと思っています。 あなたも自分にできる何かを、あなたの隣にいる人のために始めて この事を実現するためには、地域の皆さんの「強い想い」が必要となります。私たちも、この住みよい社会の実現に向けて努力してまいります。 どうか皆さんも、みなさんの周りの「環境」や「人」、その他の生き物たちにも気持ちを向けて頂きますよう、心から御願い致します。
2007年11月12日 |
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